京扇子 山水図
山水図の絵柄が幻想的な扇子です。
山水図は山岳や河川などの自然風景を創造して描いたものです。
雄大な大自然とともに、何者にもとらわれない自然な境遇の象徴として漁師が中央に描かれています。
どこか郷愁にかられるような感じがします。
横にスライドして、じっくりと見とおくれやす~
正面からみたところです。
順番に見ていってください。
しまっている状態です
親骨(端の太い骨)を内側に曲げています。
ピチッと閉まりやすくなり、形も上品です。
半分開いてみます
横に広げるのではなく、前後に開いてください。
昔ながらの紙扇子です。
開きました
末広がりの形なので、縁起がいいといわれます。
お祝い事などにもよくお使いいただいております。
次に裏返してみます
両面貼りです。
裏からも上側の骨が見えません。
斜めにしてみます
扇いでいると自然が感じられて癒されそうです。
裏側も斜めにしてみます
心地よい風がくることでしょう。
柄をアップにしてみます
荘厳な自然が幻想的です。
要(かなめ)付近です
しっかりと束ねています。
肝心(腎)要の「要」で、とても重要な部分です。
親骨付近です
付け(扇骨を扇面に入れる)も確実にしています。
折りもきっちりしています。
扇骨の方から見てみます
しっかりとしたつくりです。
「いいものを持っている」と実感してもらっています。
長い歴史の中で育まれてきた美意識のDNA が息づく京都で、
職人たちが自信と誇りを持って、一本一本手づくりしています。
京都及び京都近郊の材料を使い、京都で仕立てています。